フィラリアに感染している犬の血を吸った蚊から感染する寄生虫疾患です。
体内に入ったフィラリアの子虫(ミクロフィラリア)は数ヶ月かけ脱皮しながら皮膚から血液循環にのり心臓や肺静脈に寄生します。
フィラリアに感染し発症してしまった場合(心不全・発咳・腹水・うっ血肝・血尿)は残念ながら命を助けてあげられないこともあります。
2~3年予防せずに夏を越すと、高率にフィラリアに感染するといわれています!
しっかり予防すれば100%かかりません。 4月(5月)~11月まで毎月1回の投薬です。
お薬の種類は
- フィラリアのみ予防する錠剤タイプ
- おなかの寄生虫も駆除できるビーフ味のおやつタイプ
- ノミや耳ダニの駆除もできる皮膚にたらすスポットタイプ
などがあります
特に飲み終わりの11月がとても大切ですので投薬の忘れがないように気をつけましょう。
もし投薬が抜けてしまった場合は、フィラリア症にかかっていないか血液検査を おすすめします!
ウイルスによる伝染病を予防する為のワクチンです。
犬:ジステンパーやパルボウイルスといった生死にかかわる怖い病気やケンネルコフ(犬のカゼ症候群。しつこい咳が特徴)を主に予防します。
8種混合ワクチンに含まれるレプトスピラ病は、ネズミから感染するので、ネズミの多い地域やアウトドアで活動する子であれば8種まで予防するといいでしょう。
猫:ねこのカゼ(くしゃみ、セキ、鼻水など)やパルボウイルスの予防です。
ワクチン接種していれば、たとえ感染しても非常に軽い症状ですみます。 猫の噛み傷などから感染する猫白血病ウイルス感染症や猫エイズのワクチンもあります。
成犬、成猫は年に1回の接種です 仔犬、仔猫の場合は1回の接種では十分な免疫が獲得できないので1ヶ月後に追加接種を行います。
1回目の接種時期やワクチンの種類によって追加接種の回数や時期が異なります。
※当院で初めてのワクチンの際には、無料で検便をしていますので便がありましたらお持ちください!
体調のいい時に接種しましょう。 接種後は激しい運動やお散歩、シャンプーは控えましょう。
まれにアレルギーをおこすこともあります!元気・食欲がなくなったり、顔や眼が腫れた時はすぐにご連絡ください。
狂犬病予防法により、生後91日以上のワンちゃんは年1回狂犬病のワクチン接種が義務付けられています。
これはワンちゃん自身の為というより、日本で狂犬病が発生したときに人を守る為という意味合いがあります。
新しくワンちゃんを迎えたら、各地域の役場で登録をし、鑑札をもらいます。
その後予防接種のハガキが届きますので、ハガキを持って地域の集合注射に行くか、動物病院でも接種できます。
狂犬病予防の注射は当院では2,000円となります。
当院では狂犬病注射済票をお渡しできないので、証明書を発行いたします。
その証明書を一関市保健センターや平泉保健センター、その他お近くの支所にお持ち頂き、狂犬病注射済票(550円)を頂いてください。
また、一関保健所や一関市役所では受付しておりませんので、ご注意ください。
一関市以外の方は、証明書をお住まいの市区町村の担当窓口へお持ちください。